実績がないと食えないってホント??

こんにちは、作曲家・稲毛謙介(@Ken_Inage)です。
実績がないと作曲の仕事は任せてもらえないのか!?
プロ作曲家を目指すみなさんからよくいただく質問のひとつです。
今日はこれに対するぼくの考えをまとめてみようと思います。
実績はたしかに重要。だけど・・・?
実績があることで、クライアントさんから仕事を任せてもらいやすくなることは確か。ここは間違いありません。
ただ、実績がないと仕事を任せてもらえないのか?となると、ちょっと矛盾を感じますよね?
だれだって最初は無実績。ぼくのようなメーカー出身ならまだしも、現在活躍されてる作曲家さんのうち多くはゼロからのスタートだったはずです。
つまるところ、
・実績がなくても仕事は任せてもらえる
・実績があった方がより多くの(大きな)仕事をまかせてもらえる
というのが正しい表現ですね。
ではなぜ、実績があるとより多くの仕事を任せてもらえるようになるんでしょうか?
その答えは、実績の「正体」を知ることで見えてきます。
実績の正体を正しく知ろう
どんなタイトルを手がけたとか、どんなアーティストさんに楽曲提供したとか、そういった表面上の実績というのは、じつはさして重要なものではありません。
これらはあくまで、その作家さんの「経歴」を表すものにすぎないですからね!
実績の価値は、もっと深いところにあります。
実績の正体、それは「信用」です。
・その作家がどれほどの実力を持っているか?
・どんなクライアントと取引してきたか?
・どれくらい現場経験があるか?
実績はこのようなことを雄弁に語ってくれるわけです。
何の実績もない人より、実績がある人の方が仕事を任せてもらいやすいのは、実績というわかりやすい「信用」があるからなんですね。
つまり、仕事を任せてもらえるかどうかは「信用」の有無にかかっているわけで、ウラをかえせば、実績とは別な方法で「信用」を築くことさえできれば、いくらでもチャンスは巡ってくるということになります。
どうやって「信用」を築いていくのか?
どうやって「信用」を築いていくのか?
この問いに対する答えは、想像以上にシンプルです。
・あなただったらどういう人を「信用」するか?
・あなただったらどういう人に仕事を任せたいと思うか?
これを考えて、そのように振る舞えばいいだけです。簡単でしょ?
例えば、
・初対面の人より、長年付き合いのある人(接触回数)
・実力のない人より、実力のある人(技術力)
・仕事が遅い人より、仕事が早い人(スピード)
・不誠実な人より、誠実な人(誠実さ)
・レスの遅い人より、早い人(気遣い)
などなど、挙げればキリがないと思います。
このように、自分だったらどういう人を信用するかを考え、お客さんに対してそのように接していくうちに、少しずつ「信用」を築いていくことができます。
このような信用は一朝一夕で築けるものではありませんが、誰でも作れるものでもあります。
人脈を広げ、技術を磨き、一人ひとりのお客さんに真摯に向きあいながら、親交を深めていくことで、だれしもがチャンスを掴むことはできるということなんですね。
まとめ
実績があると確かに強い。このことは否定できません。
でも、実績の正体が「信用」であることすらわかってしまえば、あとはコツコツ信用を積み上げていくだけ。
どんな有名作曲家さんだって、最初はコツコツと地道な努力で信用を積みかさねてきたからこそ今があるんですね!
あなたもまずは小さなことから信用を作る努力を始めてはいかがでしょうか??
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